飛び立とう　誇らしく

この大地を蹴って

逞しく　美しく　力の限りに



これは昨年から新規参入した球団の

選手応援歌の歌詞である



この歌詞を見ると考えるんだ　年甲斐もなく



おれは　飛びたてたかなぁ

おれは　逞しかったかなぁ

おれは　美しかったかなぁ　と



そうか　もう2年が経ったかのか

思いっきり逞しく　美しく　

飛び立とうとしていた　Moment



あの頃　目に見えない宝物を探すために

ｼｬ-ﾌﾟﾍﾟﾝと折り目だらけの参考書

ｸﾞｯｼｬｸﾞｼｬに書きなぐった字が

むしろ鮮やかなｵｰﾗを放つﾉｰﾄ

疲れたときに何度も頭を垂れた机

こいつらと付き合ってきたんだなぁ

そして　こいつらに自分は支えられていたんだ



決して平坦な道ではなかったけど

その宝物は手に入った

そして今　ﾌﾟﾗﾁﾅﾁｹｯﾄを平凡ではあるが活用しているところ



良かったよ　幸せだよ　ﾎﾝﾄにさ　

おもろい友達や根っからｱﾎな親友にも恵まれて

分からんことだらけやけど　授業もそれなりについていけて

部活でも大きな役職を　平然かつ黙々とこなしてきた

うん

笑わない日がなかったし　これからも笑っていける



そう思ってた



でも



ここでお前は　何をしている??

これからお前は　何がしたいんだ??



ちょっと前に　自分で問うたことだ



歩みを止めた

ふっと後ろを見た

いや　前を見つめ直したとでも言おうか



他にまだ　自分の力を伸ばせることがあるはず



もっとこう　外の世界で

何というか　現在(いま)より形而上の世界で

だからさぁ　感じてほしいんよ



こんな小さな存在を脱した　魅せるﾃﾞｨｰﾌﾟな自分を



きっと心が疼いてるんだろう

『お前の可能性は　こんな所で終わらない　終わらせない』



お茶を濁したような返事しかできず　申し訳なかったです

今　自分の背負っているものに　恐れを成して

前を向いたときに　自分にやれるかどうか分からなかった



もうお待たせしません

正式にその話　自分のものにさせてください

そのときは手に持ったｸﾞﾗｽをそっと置いて



『頑張ります　よろしくお願いします』と



The moment I have over the flow of time



ほんの少しだけ　誇らしい笑顔で言ってみようかな