「 あたまラふうせん。 」
PULL.







とっても深刻午後だったラですよ。
ぼくラあたま風船つけ歩きまわす。

まわりひとたちへんな目で、
じろじろぼく見るのです。
ハロハローなので手をふって、
したですごあいさつ。
みんなさんはこんにちは。

見てなくこどもいた。
けれどあたま風船あげた、
ラ、
笑ってにこ。
ひとりにこすると、
となりもにこ。
ふたりにこにこなるとラ、
みんなラさんもにこにこにこにこ。
にこにこラなみんなラさんたち、
だったラ笑って、
いつもいラれるのに、
にこはいつもひとつすくない、
風船ですの。
しょぼん。

そした鳥ラやってきて、
ぱちん。
風船わった。
わったラ笑って、
風船はじけてふえて、
あたまに新し風船生えた。
すぐに風船ふくラんで、
あたまラふんわり風船咲いた。

それ見て鳥ラにこ啼いて、
鳥ラのあたまラ風船生えた。
生えた風船ふくラんで、
ふんわり咲いたラ、
またわった。
ぱちん風船はじけてふえて、
鳥ラ笑って飛んでった。
笑って飛んでく鳥ラ見て、
笑ってはじけるみんなラさん。

ララララみんなラ、
にこラ風船。
笑ってわったラ、
はじけて飛んでふえて、
あたまラみんなラまた生えて、
にこラにこラと風船咲くの。

咲いた咲いたラ気がついたラ、
みんなラ風船あたまラあるの。
地球の風船あたまラあるの。
にこラなみんラ地球の風船。
宇宙に浮かぶ地球は風船。
にこララ笑って旅するの。

ララララにこラな、
旅するぼくラ。
はじけて飛んで笑ってわれて、
生まれてはじめて笑って咲いた。
ララララぼくラは、
にこラな風船。

ぼくラ風船地球号。




とってもにこララ地球午後。
ぼくラあたまラ旅する風船。












           了。



自由詩 「 あたまラふうせん。 」 Copyright PULL. 2006-11-22 03:42:52
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