自殺に即いて+
六崎杏介

自殺するしかなかった者の自殺を否定する人間を信用出来無い。

日本においていじめごときで自殺する人間はクズだが。
希望を持てだとか、咲くはずの花とか、死ねば地獄だとか、そういう戯れ事を得意気に語る人間は、本当にどうしようも無い闇を知らない、温い幸せにどっぷり浸かってきた人達なんだろう。
羨ましいね。そこ迄苦痛を知らずに生きてこれた事が。

逆らえ無い命令だった、とは言い訳にもならないが、昔、僕の加担した犯罪によって、一生自由も幸せも逃亡も望めない地に売られた人達にも、義務だから生きろと言うのか。
自殺した後はさらに辛い地獄だと言うのか。いつか幸せになれるから諦めるなと、クスリ漬けにされ感染症でほっといても死ぬ人達に?素晴らしく吐き気を催す善意だね。
その犯罪を続ける事に嫌気がさして、逃亡として自殺を図った僕は最低のクズである事は自認している。
知り合いの売春婦は、父親はとうに死んでいて、病気の母と小さい弟達の為に毎晩体を売って、結果、精神を病んで死んだ。
彼女にも治療を勧めるのか?精神科の薬を飲ませながら、体を売らせ続ければよかったのか?
家族を愛するが故に、結果自殺を選んだ彼女の魂は、頭のお花畑で御高説を垂れ流すバカの命より美しく、高貴だ。
僕は彼等の様な死に際しては、涙を流せる。彼等の生に思いを馳せる事が出来る。
お花畑の人達は?きっと自分のお花畑に汲み取り式から取ってきた堆肥をやる事に余念が無いんだろう。
幸せで良かったですね、一生そこから出て来て欲しく無いです。


レス
例によってPCが無い為、追記。
たくさんのご意見ありがとうございます。
少し急ぎの用がある為各人に書く事が時間的に難しい為、読んで思った事を。
まず、自分によってもたらされたケースを含め、他人の不幸を通して語るべきでは無かった、と言う事。
いじめ・犯罪自慢と読まれる筆力の無さは改善しなければ。
した事を誇る訳では無かった。しかし、通り過ぎた事として罪の意識すらを風化させていた態度は確かにあり、猛省したい。
環境の良い郊外で三食摂り、夜には酒を飲みクスリでラリって、日々絵を描いて金を貰い、たまに風化させた悲しみに浸る。
幸せなお花畑にいたのは僕の方かも知れない。
また、一息つけたら全レスしたいと思います。


散文(批評随筆小説等) 自殺に即いて+ Copyright 六崎杏介 2006-11-19 00:50:37
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