トルコレモンならアモルファス色
喫煙変拍子


拍手の海に耐えるための水分が足りない体は、溺れそうだと訴えながら
神経という神経を振動させては、火花の散乱のような絵に惚れている

疑問の類、或いはそれに酷似した感情が地球上に生まれた原因は
無数の植物が、赤ん坊が始めて笑顔を見せた時辺り一面に広がる幸福感に類似した格好で、風に倒されたかららしい



いくら         (ねえ) 
いつまで        (ダーリン) 
どのくらい待てば    (口が) 
人は宙に浮けるのだろうか(濡れてるわ)



躊躇気味の悲鳴は
足取りさえ変化させる現象と、つかの間に色々シナプスを張り巡らせた頃が嘘のように、有機的な体温を優しい布に包まれているとはいえ、全くもって無機質〜高級な大理石でできた壁に極薄のプラスティック板を貼り付けたような〜に彩ってしまう、地球の向きが毎秒60度以上変化する事態になれば設置された完全球体(でなくとも)をとめどなく転がす事ができるほどの円形を構成するこの空間を仲介して、
世界などというものを救ってはくれないだろうか?

まだ想像できるくらいの年にほとんどの人間が息絶えてしまうのは、ハツカネズミのかわいいイタズラによるものだった、らしい
と同時に



こんな       (ちょっとォ) 
そんな       (あの娘)
どんな       (なんか)
幸せを作ってしまった(ムカツクの)





自由詩 トルコレモンならアモルファス色 Copyright 喫煙変拍子 2004-03-22 15:29:32
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