実験1
紀ノ川つかさ


  海

嬉しいから速い
それは入院するけれどもときめく
それは徐行するまで惑う
いつか公害になる
優しいかもしれない
性別があるからこそ愛する
浜辺はみかんだ
海がなくても計算する
それは激しい
まずいな……


  車輪

でも
それは激しい
それは昇る
それは配達するけれども閉じる
大きいよ!
それは群れるので降る
それが漂うなら究明する
どうしても痛い
腕時計と森がある
遅い!


  足

それが止む
それは恐れるそして閉じる
それは短い薬
小さい!
それは振るまでこする
いつか赤い
テレビほどではない会社員
これも税金
走るものが水だ
買うな!


  国籍

どうしても広い
これも正しい
夜行列車は遠いもの
もしかして国籍?
国籍のために投げる
シャワー!
水とペンダントがある
いつか銀になる
長い世界
それが徐行するなら気持ちいい


  車

寒いから遅い
黙るべきだ
地下鉄が黙るはずがない
それが黒い
これがきっと車掌
暗い車が診断する
外貨は平和ではない
寝るな!
車と一人がある
白いからきつい




未詩・独白 実験1 Copyright 紀ノ川つかさ 2006-11-03 22:18:53
notebook Home 戻る