黒川排除 (oldsoup)

死んだ
友の闇に消えつつある頭
抱きながら
指の甲に刻まれた紋様を
継承する 儀式は終わった
透明な下半身を左手に
とくに射精をこころみ
わたしたちは壁の中
もう友が誰だったか

敵を引き入れる
蛹にして
わからない
今でも白い油が
出ているような気がするから
雨だろうか
放物線状の蛹は


自由詩Copyright 黒川排除 (oldsoup) 2006-10-26 02:26:58
notebook Home 戻る  過去 未来