朝
砂木
コップの中
流れを止めた水源
下りの道の続きにある
渇いた喉へ
飛ぶのは 鳥
咲くのは 花
記憶ならないもののほうが多い
逆らえるのか
蕾でしかない このカオスは
海のしぶきも
消え去る雪も
駆けていく思い
黙り込ませたまま
水源にほされゆくものへ
柔らかな恵み 送り続ける
自由詩
朝
Copyright
砂木
2006-10-12 07:10:32