42、探索 【たんさく】
雨宮 之人

生まれたとき既に
月まで人は 行ったことがあった
抱かれている幼い僕の
進化さえ 掌の上だった

人は 追い求め
遠い真実を
人は 探し求め
自分のありかを

手を伸ばし
一歩を踏み出し
いちいち何か 見つけたがり

僕はいったい何を探す
長く短い旅路の最中さなか
―ちょっとそこまで 果てを見つけに


自由詩 42、探索 【たんさく】 Copyright 雨宮 之人 2006-10-11 23:09:59
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