40、泣き笑い 【なきわらい】
雨宮 之人
消えてしまいたくなる朝がくる
いつまで経っても夢は夢
布団がいつまでも剥がれないから
私は昼まで眠りにつく
このまま消えてしまえよ
うまく歯車にさえなれないなら
そう思いながらも ぐう
そんな具合にお腹は鳴る
そして今日も もうすぐ日が暮れる
太陽は決して 私を照らしてはいない
なぜ 私は生きているのか―――?
スポットライト浴びたピエロ
微笑みはどこまでも優しく
夢のまた夢 誘う扉の前に佇む
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