40、泣き笑い 【なきわらい】
雨宮 之人

消えてしまいたくなる朝がくる
いつまで経っても夢は夢
布団がいつまでも剥がれないから
私は昼まで眠りにつく

このまま消えてしまえよ
うまく歯車にさえなれないなら
そう思いながらも ぐう
そんな具合にお腹は鳴る

そして今日も もうすぐ日が暮れる
太陽は決して 私を照らしてはいない
なぜ 私は生きているのか―――?

スポットライト浴びたピエロ
微笑みはどこまでも優しく
夢のまた夢 誘う扉の前に佇む


自由詩 40、泣き笑い 【なきわらい】 Copyright 雨宮 之人 2006-10-02 18:23:47
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