桐野晴

全てが終わってしまうことを望んで
そのときには
私は消えたい。
すべてから

友の記憶
愛する者の記憶
全ての物の記憶からですら消えていきたい


町の外灯が
命の灯に見え
吹き消してしまいたいと思う

自分を壊して
楽になろう

さぁて
次は何を壊そうか


自由詩Copyright 桐野晴 2006-09-29 21:58:35
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