添い寝する秋
佐野権太
なだらかな野辺に
錨
(
いかり
)
をおろせば
緑色の秋がふりそそぐ
やわらかな雲の群れを辿れば
まぶたは風にまどろむ
じっとしていなければ
追いつけない季節
木漏れ日を新呼吸して、このまま
もう少し、このまま
携帯写真+詩
添い寝する秋
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佐野権太
2006-09-25 11:37:02
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こころの風景(携帯詩)