幻想生物のマリオネット
こめ

ゆっくりと少しずつ時計は時を刻んでいく

叶わないとしていながら

行動に移してスグに失敗

悲しみの奥底の小さな穴から見える

希望絶望そのほかの

万華鏡に反射した波長の光が

規則的に僕を攻める

限りない物なんてないのはわかってる

実在しない物を掴み取ろうとして

矢印の向く方向へかけはしる

破壊衝動押さえ込み心の中はデストロイ

わかるか?わからないのか?

わかりたくないのか?わかってもらえないのか?

わかってたまるか

激しい雪に身をこすりつけ

泣きじゃくりながらスノーマンを作り上げた

リモコンで操作してるはずのテレビには

砂嵐しかうつらない

コントロール不能の幻覚生物を

マリオネットにして無邪気に遊んだ

夜の公園に一人たたずむ

未来を覗く物は

ブランコをこぎながら夜空みて

世界の最後を見届けた

このまま溶けて消えてしまいたい



自由詩 幻想生物のマリオネット Copyright こめ 2006-09-22 22:42:53
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