金魚の期間
愛心

『コレカラミッカカン
 アナタヲニンゲンノ
 オンナノコニシテ
 アゲマショウ
 イチバンオオキナキノ
 ネモトカラ
 アカイトウメイナイシヲ
 サガシナサイ
 ソシテツキガ 
 シズンダシュンカン
 ソノイシヲノミナサイ』

私は泣きながら眠っていました
知らないうちに夜でした
私は夢の中の言葉を
呟いてみました
「これから・・三日間
 私が・・・?女の子・・・・人間の?
 大きな木の根元・・・・・赤い石
 月・・沈む・・・・飲む・・・・よし!」

私は一番大きな
木の根元を掘りました
そして
月が沈みかけた頃
赤い石を見つけました
ゴハンより
一回り小さいその石は
不思議な光を撒き散らし
私の周りを
赤く染めました

月が沈んだ瞬間
私は恐る恐る
その石をコクリと飲み込みました

「ああ゛っつ」

身体が燃えた
私は思いました





自由詩 金魚の期間 Copyright 愛心 2006-08-25 19:28:14
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金魚の恋物語