恐竜の朝
まれ
くつろいで
恐竜の目覚めるのを待ちます
朝はまだ明けきらず
草の葉は湿っていて
庭に出て あくびを食べます
太陽と面を付き合わせれば
犬の鎖がじゃらじゃら
散歩をねだり
草っぱらの喜びを頬に灯します
三十分も歩けば
海がきらきら 揺れています
じっと見つめれば
ひともいぬも ゆらゆらと揺らいでくるのです
いつか
おそろしいものと向かい合ってみようと思います
おまえの心を私に伝えてくれと 言い
目覚めの日々を生きよう
自由詩
恐竜の朝
Copyright
まれ
2006-08-17 02:09:00
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