目を開ける
小太郎

夜中につめを噛んで
夢を見ることに必死
幼い頃に余裕があったのは
その先に数え切れないほどの
イベントが待ち構えている事を
なんとなく知っていたから
イベントの間隔が開いてきて
他人の結婚式が今年の僕のイベントになるかもしれない
現実的な作業能力が切実に求められ
飛びぬけたユーモアの持ち主や
無鉄砲さという個性がないと
もう生きる意味が無い様な扱いを受ける
僕が感じた世界を他人に伝えたい
僕がすばらしいと思うのは
地球と心
うまくいっていないようで
その広さ故矛盾を包み込む力を持つ
前向きさをもっていないとしたら
毎日回っていられないし
春のにおいなんて
感じても花粉症で終わり


自由詩 目を開ける Copyright 小太郎 2004-03-03 00:34:27
notebook Home 戻る  過去 未来