世界の社長から〜今日はトルクメニスタンです〜
落合朱美


バザールは活気に満ち溢れていた

女たちは色鮮やかな衣装を身に纏い
自慢の品々を並べて
旅人たちに朗らかな笑みを投げかける
すべては明日の命の糧の
マナトを稼ぐための軽妙な話術

オープンカフェでは緩やかに時が流れる

男たちは労働の後に思い思いの時間を過ごす
強大な権威下に置かれた彼らには
政治を語ることは許されない
ただその力の下に在ることで今はまだ
守られていると思っているから平和が在る

学校は可能性の宝庫だ

少年はよく学び遊び、そして働く
澄んだ眼をして無邪気に駈ける
しかしその心のうちには秘めた野望を抱いて
いつか変わりゆくだろうこの国の未来と
我が行く末をまっすぐに捉えて

少年は大志を抱く






自由詩 世界の社長から〜今日はトルクメニスタンです〜 Copyright 落合朱美 2006-07-29 12:33:03縦
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