ぽえむ君−欲求−
ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
一日が詩で始まり詩で終えるのなら
その一日は詩の題材の中にいる
今日もまた
朝の散歩をしていると
詩を作りたい欲求に出会いました
晴れという名にふさわしい
澄みきる空に進む道
涼しい朝の風を受け
聞こえてくるは鳥の声
川辺の花も麗しく
広がる丘に歩む道
涼しい朝の生を受け
流れてくるは川の音
迎える暑き一日を
心で受ける喜びに
希望あふれる丘に立ち
果てなく続く道を見る
時の流れに流れゆく
熱き想いを湧き立たせ
背負うさだめに向かいつつ
ただひたすらに詩を綴る
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい