ぽえむ君−川音−
ぽえむ君
ぼくは詩人
明日の希望を見つけるのは
今日の成果
今日もまた
夜の散歩をしていると
川音に出会いました
流れゆく水の流れがほとほとと
聞こえる音に夏の風吹く
そんな歌が似合う夜
進みゆく足の速さがとぼとぼと
動く間にも夏の風が静かに去っていく
そんな詩が似合う夜
少しずつ川音が遠のいていく
音は遠のきつつも
空は一層の輝きを加え
一日の疲れを癒していく
見上げれば
一光の中の自分が存在し
その中に溶けこみ
認識する
自分も光の一つであることを
川音はもう聞こえない
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい