金と銀の
宙空 心
溶けて無くなるんだ
バターみたいだ
僕の理性なんて
所詮ただのコルク
そんなのもう
哀れでしかないね
少し揺さ振りかけられただけで
もう圧力に負けてしまう
吹っ飛んでさよなら
ワインはもう台無し
熟すだなんてとんでもない
もう垢抜けてしまったよ
成熟する前に
あぁ、さよならだ
さよならなんだ
可哀相だね
君が落とした
ただひとつのモノ
溶けて無くなったコルクは
何を護っていたの?
噴水から出てきて
手伝ってやろうか
今 僕が手にしている
この両手の
君を侵食する狂気と
反吐が出るほどの優しさ
さァ、君が落としたのは
どっち?
*short cut*
飲み干すはずだった美酒
熟し切らないで飛んでった
こんな正気の沙汰みたいな
狂った状況は要らない
嗚呼、もっともっと
本性を呼び醒ませ