ぽえむ君−夜猫−
ぽえむ君
ぼくは詩人
闇の中でもがき
もがくほど闇に落ちていく
今日もまた
夜の散歩をしていると
猫に出会いました
暗闇の中で
目だけが煌々と光り
今
目の前に対峙する
闇夜の中で
生だけが黙々と動き
今
目の前を通過する
夜空を見上げても
月はなく
ただ闇だけの時を知らせ
無の存在を与える
道を進めども
人はなく
ただ孤独の道を知らせ
虚の存在を与える
猫の目は
さらに増えている
そんな気がした
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
自由詩
ぽえむ君−夜猫−
Copyright
ぽえむ君
2006-07-08 22:08:37