ぽえむ君−白花−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

生は悲しく儚いものであるがゆえに
生として永遠に繰り返す

今日もまた

朝の散歩をしていると
百合の詩に出会いました

朝陽を浴びたその百合の
無垢な白さを見つめつつ
しばし季節の時を知る

風が強くも凛と立ち
辺りの草に語りつつ
しばし自然の声を知る

遠く微かに鳴く鳥の
清らな声と重ねつつ
しばし大地の歌を知る

明日をも知れぬ花びらの
可憐な白を讃えつつ
しばし無常の生を知る

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−白花− Copyright ぽえむ君 2006-07-08 11:49:24
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