蝸牛と紫陽花
プル式

白いドレスが綺麗でしょう
淡い世界に霞まない様に
紫陽花色の傘を咲かせて
君が笑うものですから

僕は蝸牛の様に煮え切らない速さで
ゆっくりと世界の湿度の中に溶け込んで
綺麗だなぁなどと呟きながら雨に負けない様に
精一杯角を伸ばすのです。



自由詩 蝸牛と紫陽花 Copyright プル式 2006-07-08 03:05:08
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恋の歌