*カンチェルスキスさんと連散文をはじめることにいたしました。
序章として
「ラブストーリィと現実」
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今日は、はーうぃと「おなかいっぱいタウン」にて食事。
雑誌に載っていて、前から来たかったのだ。
そこは、きゅうり専門店で、彼は、「肉じゃがは外せない」「メニューに焼きうどんが出来たら終わりだ」「冷やし中華始めました」と、次々にオーダー。
私はカツと天ぷらを頼んだ。天ぷらはとてもみずみずしく、天つゆの中に溶け込んだ。添えられた大根おろしは、個別に食べた。
カツはさっくりしていたので、ポコポコ食べていたら、添えられたキャベツの千切りだけが残った。
「あ、君、キャベツ盛り頼んだの?」
頼んでない。
はーうぃ。おなかいっぱいのはーうぃ。どんどん食べて、私の相撲取りになって。「おふとりやま」「まんごすちんおやかた」だ。小結も関脇も飛び越えて来い。精進しろ。精進料理食っても太れ。
彼は帰り道、ゾロ目のスーツを買ってくれると言ったけど、ほんとうに好きな人には、何も買ってもらえないなぁ、など考えた。
コンビニに立ち寄って、ビニ本「お湯と天ぷら」を買った。
私のほんとうに好きな人が昔、よく買っていた本だ。