コンクリートパーティ
喫煙変拍子




光が絶滅したコンクリートの部屋は臭すぎて
懐中電灯を片手に、もう片方の手でガラス製のコマを回しながら
腹をちぎりたくなる


蝶々の腐った匂いがする?
蝶々の腐った匂いがするのは
蝶々が腐っているから


よして
よして
よして
やって
やっぱよして



「暗闇」なんて文字さえ見えないし(笑える)
口がとれそう(あーあ、口がとれたら笑えない)
もう少し、もう少し
そればっかり呟く私の口がとれそう


焦げ茶の乳房とかが自前の布とかに隠れていないとか言われた私の
髪は逆立ちしても私の髪だなんて


つくづく笑える
笑える
腹が痛い
ちぎりたい



室温と体温、一緒
重力がなくなったら
存在してるかしてないかわからないううんたぶんわかる



蝶を尻で潰したくない
蝶を尻で潰したくない
蝶を尻で潰したくない
蝶を尻で潰したくない
ナンデシャガンデルノなんて聞かれても
蝶を尻で潰したくないだけなのに

帰って蝶尻運転手




パーティ、まあだだよ


私が
回転するコマに懐中電灯を向けて
向けるんだけど
スイッチを入れないから






自由詩 コンクリートパーティ Copyright 喫煙変拍子 2004-02-25 17:27:23
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