ぽえむ君−無知−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

知識を忘れていないことよりも
無知を忘れていないことの方が
ずっと大切である

今日もまた

朝の散歩をしていると
無知に出会いました

なぜ花は花として咲くのか
ぼくは知らない

大人になればわかると
子供のときに言われたけれど
わからないまま
今年も1つ歳が増えていく

なぜ風は風として流れるのか
ぼくは知らない

勉強すればわかると
子供のときに言われたけれど
わからないまま
今年も1つ歳が増えていく

なぜ人は人として生きるのか
ぼくは知らない

たくさん出会えばわかると
子供のときに言われたけれど
わからないまま
今年も1つ歳が増えていく

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−無知− Copyright ぽえむ君 2006-06-24 10:13:42
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