地球を咀嚼(そしゃく)するように
シュガー・ソレイユ

 晴れた日には
 
 心に色を塗ろう

 想うがままに


 青空の色

 何重にも塗り重ねて

 空の色に近付ける


 光を散りばめるように

 君の唇を

 丸めて描く


 輪を描いて

 手をつなげ

 糊付けしよう


 大丈夫

 ウインクすれば

 嫌なことも忘れあえる


 
 雨の日には

 雫を描こう

 命の潤いを思えば何色にも光るから


 緑を濃ゆく

 波紋を美しく

 雫の形は、ほら、神秘に満ちている



 闇の夜には

 目をつむり

 心に星を降らす夢を見る


 好きな事を思う時間

 好きな人を想う空間

 闇にも雪の白さと同じ自由がある 



 この日を楽しまなければ
 
 明日の輝きは望めない
 
 今を味わう為に

 

     地球を咀嚼(そしゃく)するように。





  


自由詩 地球を咀嚼(そしゃく)するように Copyright シュガー・ソレイユ 2006-06-21 14:59:35
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