ぽえむ君−流雲−
ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
人はどんなに不器用でも
自分の道を自分で創らなければならない
今日もまた
朝の散歩をしていると
雲に出会いました
空には雲が流れ
地上には人が流れる
雲は
時には清らに高く
時には濁り低く
漂い流れる
人は
時には可憐に穏やかに
時には不器用にせわしく
彷徨い流れる
いずこに流れるわけでもなく
その流浪の中で
出会いと別れを
共鳴とときめきを繰り返し
我が道なるものを創りだし
ひたむきに歩む
流れる雲は
遠くの空まで続いている
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい