ぽえむ君−緑道−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

つながりというものに
明確さは必要ない

今日もまた

朝の散歩をしていると
緑道に出会いました

緑が生い茂る夏
緑が似合う夏

歩く道も
なるべく緑が多いところを
なるべく土の道を

朝の草の生長を見守りながら
朝の草の呼吸を感じながら
土の道を石に気をつけながら

緑道は林の中まで続き
道は大木の根に従う

みずみずしい空気に包まれて
木漏れ日の中を歩む

苔むした大木の根元は
自然なる姿

蔦が絡まるその幹は
無垢なる姿

2匹の白蝶が一緒になって飛び回る
喜びなる姿

人への緑道は行き止まるも
そこからは
自然が自然に作り出す緑道の始まり

未知の世界と同時に
入ってはならない純粋な道へとつながる

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−緑道− Copyright ぽえむ君 2006-06-13 14:04:25
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