wor-ds
ピッピ

劣情 かき乱す
辛い暗い部屋の奥底で
鬱味鬱色の飴玉ひと粒
嘗め回す 鼓動が一つ遅れる

存在を否定して
存在しようかと思ってる
六弦、後ろで鳴り響く、ドラム、
バス音…失くしてもいいかい

脳内で劈く性的でないなにかの欲求
どこかの学者の名前がつけられたとりとめのない僕らの日常
壊そうか?拳より固いものならなんだってあるさ
喉が千切れていく そっから命が溢れたら本望なんだ

言語をかき乱す
既に死んだピースを並べる
見た目さえ違えばそれでいいかい
それが僕の代わりでいいのかい

銃口が見えないと不安かい
声の主がいないと心配かい
君だって叫んでいたんだろう
誰も聞いていないと思ってた?

可決 否決 並べられた世界のつながり 裂け目
その間 どれだけ点を集めても隙間だらけで形にならない
壊そうか?崩壊に向かっている生活・存在・
もう少し大きなもの この声は届いてるかい

このベルは最終のだね
言葉が終わりを告げるんだ
次はどこから始めたらいい
それだけの希望で走り出す


自由詩 wor-ds Copyright ピッピ 2006-06-11 00:53:15
notebook Home 戻る