ぽえむ君−曇空−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

否定を理解することは容易だが
納得することは困難であり
課題でもある

今日もまた

朝の散歩をしていると
曇り空に出会いました

はっきりとしない明るさ
灰色に包まれたその朝は
どこか元気がなく

小川のせせらぎの音が
どこか寂しい

花の白さが
どこか鈍い

葉の緑が
透き通らない

そんな朝は
ぼくの心も
その暗さに包まれてしまう

そんな朝であっても
朝は朝だから
素直にその朝を迎え
その朝を讃えたい

せめて自分の心の中だけは
光り輝き
ひたむきな気持ちでありたい

遠くの空は青く明るいのだから

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−曇空− Copyright ぽえむ君 2006-06-02 14:22:31
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