おっぱい大好き
AB(なかほど)

って言ったのは
    懐かしかったからだよ


おっぱい大好き
って人を前にして言うのは
確かに恥ずかしいこともあろうが
それは別に恥ずべきことでもなく
男も女も関係なく
哺乳類全般に本能的にそうである
はず

そこに
セックス・アッピールを感じるようになったのは
2足歩行するようになったためで
お尻の穴のまわりが
あまり見えなくなったからで
まあ
そんなことはどうでもいいのかもしれない
世の中にはおっぱい大好きな男も女もいて
たまたま僕は好きなほうで
たまたま女性のあなたががそれを持っているとは
よくできているもんだ
ぐらいに思えてきて
 
モゴモゴ

とにかく
おっぱい大好きいいいいいい
って言わせろう



さて

  かすかに
      覚えてるのは

木造づくりの病院

待ち合い廊下
ベンチには
赤ちゃんをだっこした女の人達が
片乳を出して
おっぱいをあげていて
僕の弟は母ちゃんの腕の中
眠りながら

待ち合い廊下

端から端まで走りながら

おっぱいが
ひとつ ふたつ みっつ
と数え
僕はそれだけで
嬉しくて幸せで


だから

おっぱい大好きい


って言ってるのも
    懐かしかったからだよ


もちろん

それだけじゃないけど



(生唾)








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自由詩 おっぱい大好き Copyright AB(なかほど) 2004-02-17 15:10:09
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