ものおもい
こむ


いつもいつも のぞくことができなかった
他者のこころの おくそこの くらがりを
のぞけないのが あたりまえだと
いつか閉じた目の すきまから
こぼれてしまった 痛々しいもの
どうにもとりかえしつかず もどらず
もどかしく じだんだふんで
くりかえしくりかえし いつまでもくりかえす
あとへあとへともどる ものおもい


自由詩 ものおもい Copyright こむ 2006-05-25 00:42:15
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