悲しみ
青色銀河団

ぎゅっと握りしめた
こぶしの隙間から零れ
夜の奥底に染みてゆくもの

去り行く後姿に
聴こえぬ声で
いつまでも叫び続けるもの

(時間の純粋結晶が
 悲しみなのだということ)


目をさませば
噴水

あるいは
どこかの 無音




自由詩 悲しみ Copyright 青色銀河団 2004-02-15 09:23:45
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