おまえの憂鬱なんて鼻歌まじりで笑い飛ばしてやるから
大覚アキラ

五月には
銃弾が似合うから

歩いているだけで
背筋が冷たくなる

道端に乗り捨てられて
錆び付いた自転車の
破れたサドルに
こびりついた血

青空が
急に
暗くなった

ブレーカーが
落ちたみたいに
一瞬で
死にたくなる

そんなの
馬鹿げてる


自由詩 おまえの憂鬱なんて鼻歌まじりで笑い飛ばしてやるから Copyright 大覚アキラ 2006-05-12 20:54:50
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