かぜの庭
シャーロット
犬の持ってきた棒は
私のトラウマなのである
君の過去が
ひろいあつめたひだまりが
かろうじて私の存在をきつく締上げる
仮初め
かき立てられれば
ただ振動として声に出せば
髪を結い
救われると
ぽたぽたと濾過を感じた
縁側に足
金魚の水
寂びた煙の匂い
棒はかぜの庭に埋める
私の過去が
ひろいあつめたひだまりが
消えないように
自由詩
かぜの庭
Copyright
シャーロット
2006-05-08 00:13:03
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