はしっこの村
たもつ


村って
手伝うの

っこの僕
を渡り
きって
切りすぎると
手が痛くて
って
今朝は
ネクタイが
うまく
結べない

人がいて
人のように
背格好
があっ
てって
手伝うの
こ、
湖面は
橋っ
この僕を
渡り
きっ
照り
返しの
強い
銀杏の
木漏れ日から
空っぽに
育つ
つもり
の僕は
村の長に
細長い
ひげの
集合
って
手伝うの
裸足の

っこの

渡る
しるし
のない

この村

帰っる
僕だ
けの身体





自由詩 はしっこの村 Copyright たもつ 2006-05-03 18:54:31
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