幕が降りてからのセリフ
クリ


また灯が消える 街のどこかで
心の重さが 黄昏に溶けてく
闇と悲しみの 区別がつかない
僕はどの辺で 膝を抱えてんだろう

たとえさよなら言っても 心は変えられない
君の夢から覚めても ぬくもり、消えない

どうにもならない 思い出を探る
届かぬ言葉が セピア色に滲む
ずっと遠くで 日付が変わった
君はどの部屋で 胸を焦がしてんだろう

僕の左手握ると 安心と言ってた
君は今ごろ何処かで 転んで、泣いてる

悲しすぎて 悲しすぎて
だから涙も出ない
愛しすぎて 愛しすぎて
君の手を離した

抱き合った度に 別れが見えてた
二人はいったい 何処に流されんだろう

冷たすぎて 冷たすぎて
深い愛も凍えてる
寂しすぎて 寂しすぎて
青い鳥逃がした

悲しすぎて 悲しすぎて
だから涙も出ない
愛しすぎて 愛しすぎて
君の手を離した

あっけなく そっけなく 舞台に幕が降りる
セリフがまだ残ってる 「もう一度、もう一度」


歌詞

                     Kuri, Kipple : 1995.09.24


未詩・独白 幕が降りてからのセリフ Copyright クリ 2004-02-09 23:24:52
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