ぽえむ君−自分−
ぽえむ君

私は歌人

自分というものは
他人がいてはじめて
わかるもの

今日は折りよく

朝の散歩をしていましたら
詩人に出会いました

毎日毎日
朝に散歩をしては
多くの人やものと出会い
そして対話を楽しむ

彼の腕の中には大きな詩集

見ているだけで
どっさり
という音が聴こえてきそう

私は一首あげることにしました

 人もとめ 心うるわす 言の葉の
   尽きせぬおもい ひとたばの本

彼の詩集に
私のことが記されたのかは
わかりません

心に響くことができましたら
それで充分なのですから

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない歌を作りたい


自由詩 ぽえむ君−自分− Copyright ぽえむ君 2006-04-13 12:47:18
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