じゃあまたね
umineko

きのう
夢の中で
誰かが死んだでしょう?

ボクの夢の中で
毎日
誰かが死んでいく
君はそのことを知っている
それは
君が仕組んだことなの?と
おそるおそる聞いてみる
ひ・み・つ
君にはいつも
秘密が多い

君に一度
キスしたことがある
君は
拒まなかったけど
ひとみの奥で
ごめんねと言ってた
謝られてまで
するのはそれは違うだろ、と
それから
ボクらは親友になった

君は
ひらひらと手を振った
君の手のひらが
コンビニの
あかりを何度も反射して
じゃあまたね、って
モールスになる
ボクはそれが見たくて

君が好きなんだと思う

夜は
ゆっくり充ちてゆく
 
 
 


自由詩 じゃあまたね Copyright umineko 2006-04-06 07:13:46
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