あてのないこの世界へ
ジム・プリマス

タバコに火をつけて

この世界の片隅の

哀愁ってやつを感じながら

春の風に吹かれている

自分に自惚れている瞬間

こんなときには

こんな自分でも

物語の主人公になったような

そんな気がする

悪くないよ

たまにはこんなのも

車に戻って

目の前の現実に焦点をあわせなおして

もう一度、ギアを入れて、アクセルを踏み込む

さあ行くぜ

あてのないこの世界へ



自由詩 あてのないこの世界へ Copyright ジム・プリマス 2006-04-02 21:54:28
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