口ずさむのは鳥の鳴き声
かぜきり

天文の漂う踊り場にて
 夜風に占う明日の天機
  
 孤島を踏んだ小鳥のように
   無恥の鏡を握り携え
    彼方の涼へと方位を定め
     遷ろい霊えと無慈悲に祈る

翳にあっても拭えぬ灯りが
 此処で煌き貴方を鎖す
   何れ育み千切れる意図を

 恣意と識らずに瞬きたまえ
 
 請いを捧げず輝きたまえ


自由詩 口ずさむのは鳥の鳴き声 Copyright かぜきり 2006-03-27 18:03:45
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