春さきの幻体
こしごえ

つみかさなっている遠さの てっぺんに憧れ

冷え切った形の流動する 煙仕掛けのからだ


あら、今日もあいさつをしている朝焼け


分解の森でうすわらい 月の咆哮の真空放電にしびれる華の視線






自由詩 春さきの幻体 Copyright こしごえ 2006-03-21 06:26:08
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