医師の裁きを受けよ
鏡文字

青白く細長い楕円運動のさなかに
無数の彗星が一つずつ死んでゆく
解釈の内容については
俺はどちらでも一向に構わないんだが
3番目はないことは蟻達が知っているだろう
その割には特に減った気もしないが
他に笑いとばしたい事が幾つか見つかったので
俺はコートの裾をひらひらさせて
その分量だけの映像を振り落としてやった
彼等については医師が
しかるべき手順を踏んで
裁きを下す予定だ、おそらく明後日までには。
ロバが一頭ずつ睫毛を瞬たせて
老婆になり代わる
そこまでは我慢できたんだが
これ以上はもう自信がない
俺を架空のキャプションへと
連れて行ってくれないか?
アストロノーツ


自由詩 医師の裁きを受けよ Copyright 鏡文字 2004-02-04 16:22:17
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