あいつ中には世界があって
管を通じて
外と繋がってる
細い管　太い管
長い管　短い管
その存在を語る上で
無視なんてできない大事なもの
とっても大事な　大事なもの

あいつがあいつを見つめたとき
管は丸められ　結わえられ　ボロボロに
彼らが持っているあの管は
出所がほとんどわからない
仕組みがほとんどわからない
あいつがこんなあいつなのは
管があまりにも足りてないからなのか
管があまりにも少なすぎるからなのか

管をどうやって手に入れたのか
管が欲しい
管はどこで手に入るのか
管が欲しい

あいつには管が
どうしても必要なんだ
管がなければ
世界は息絶えてしまう
管をくれ
管をください
お願い　だから
あの管を
あいつにも