「 っぽ。 」
PULL.







こけこっこーで、
お目覚めっぽ。
お天気晴れたら、
お散歩っぽ。

窓の向こうを、
ちょっこり覗けば、
お外はとっても、
ご機嫌っぽ。

おべんとおむずび、
にぎにぎにぎ。
お茶もふんわり、
煎れました。

服を着替えて、
靴にすとん。

ちゃっかり、
お家に鍵掛けて、
うきうき、
いよいよ出発です。

坂道てくてく、
大地を踏みしめ、
森の小川へ、
らんぽっぽ。

遥かお空は、
すっきり透明。
木洩れ陽、
らっら、
降ってきて。

さやさや風が歌い出し、
太陽さんさん七拍子。

そしたら、
ずんずん後ろから、
大きな足音、
近づいて、

ごっつんっぽ。


あら、
もりのくまさん、
こんにちは。

そんなに急いで、
どうしたの。

向こうの野原で、
お茶はいかが。












           了。



自由詩 「 っぽ。 」 Copyright PULL. 2006-03-02 10:17:04
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