夢の終り
チアーヌ

負けたくない
って思ったあの日
もうわかっていた

勝負は時の運などではない
自分が届かなかったということ

信じていた
硬い硬い宝石は
あっという間に砂になって
さらさら零れ落ちていった

儚く虚しい夢の終り

それでも死なない限り人生は続く
「なぜ生きるのか」ってそりゃ
死なないからでしょ

遠くへ行きたいな
あなたと行きたいな

この10センチ向こうへ転げ落ちるみたいに


自由詩 夢の終り Copyright チアーヌ 2006-02-27 16:56:15
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