ペンペン草の 頃から
砂木

あなたは どこへいくの

ペンペン草に 絡めた心
持て余して

工場の 煙に
後ろずさって
怯えてた

風が 未来に往くのか
過去から いつ来たのか

座りこんでた くさっぱら
じぶんも いくんだって

だからね
私の方が 先に ペンペンなんだよって ね
そう 書いたのに

どうせ みんな同じに ペンペンだって ね
そんなふうに 出会ったんだね

あれから 三年 
ほんとに 不思議だと思うんだ
私が 高校卒業のお祝いの詩を書きたいと
本気で 思ってて
でも 書けなくて
あなたの書いた詩ばかり 思い出してるよ

すぐに忘れてしまうだろう
すぐに忘れてしまうだろう
若いあなたは これからがひろがる
掲示版で一時 遊んだくらい つかの間

だから 少しばかり 抵抗しようと思った
と言う事にしておいてもいい

私一人 盛り上がって 読んだらあなたは きっと

でも お祝いの詩を書きたいって事は私にとって
びっくりするくらい明るい詩作で
それだけでも 感謝して あまりあるんだ
けど あなたは

書いたら
とか
いうの かもね
バイトで 忙しくて
読むひまが ない とかね


追記 脳ミソ気球団で 遊んでくれた 森谷真虎様へ
深い感謝を込めて    砂木由宇子より


自由詩 ペンペン草の 頃から Copyright 砂木 2006-02-17 21:48:33
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