単語練習帳・2
腰抜け若鶏

海を泳ぐ船 英雄の自伝 襲い来る高波 誰もが持っていた自分だけの地図 遠くから笑うだけ 朝焼けの空 夕暮れに染まる町 人生の踏み切り 絶望に飲まれる 明日が呼んでる 手探りで探してる 鮮明に覚えてる ただ一つどうしても 目に見える優しさ 隠しきれないうれしさ 抱えきれない嘘 人間という病気 聞いたこともない仕事 腹を空かせた脱け殻 たくさんの眩しさ 止まらない呼吸 叶いはしない望み 気が狂うほどありきたりな 我慢できずに隠れた もうちょっとだけなら頑張れる 日毎生意気になってやろう 自分でさえ信用してない強がり ちっぽけな意地 世界は形を変えてく そこで泣いてても誰も気付かない 泣いてすがるような 僕の大嫌いな弱い僕 上手に笑えなくていいさ 行きたい場所は辿り着けないほど遠くにある 虚ろな笑顔で 小さな手のひらに乗せた 夜明け色のロケット 心が瞬きした 飾りの羽 飛べない代わりに大地に立ってた 迷う必要があった 出会いと別れを重ねた つまずいた小石 一生かかっても一周できない宇宙 恥ずかしいから外国の言葉で言うね 楽しすぎて君は悲鳴をあげた 信じられないくらい笑った その言葉を大事にしまった 世界一遠くて誰よりも近い距離 どんなにがんばっても動かせない線路は 街は今日も働き始めたけれど そこらじゅうに頭を下げても足りなくて じたばたもがいてる 死んだように眠る夜の街 心はあの約束を馬鹿みたいに信じてる 嘘だって分かってても私には必要なの 愛しいなんて中途半端な気持ちじゃなくて 刻まれた皺の奥の瞳は 飽きたなんて言わせない 自分の信じるものにただ動かされて 排気ガスの嫌な匂いに安心して たとえにするには大げさ過ぎる銀河系スケール たった一人でキャッチボール

決算作業、だるい

話したいことがうんざりするほどある いつまでも忘れられずにいる 吹き抜ける風と共に 期待の土産は 降りしきる雨 不思議と涙は出ない 赤信号が叫ぶ 安アパートの一室が僕の王国 お腹一杯のため息 お城みたいな僕の家 まだ生かされてる 試しに占ってみて イラついて泣けてきた あなたにも訪れるでしょう 追い抜いてく足音 手作りの地図 眠た気な目凝らしてみる 与えられた餌の味しか知らない 与えられた餌の中だけで好き嫌い 何か欲しいんだったらもう少し賢くやれ 生まれたことを恨むのなら黙ってこの世から消えな 現実と名付けてみた妄想 その中で借り物競争 目の前のドアの鍵 お伽話の中だけだと思ってた 漫画の中だけだと思ってた いつか忘れる君といた場所 絶対に手放したくない記憶 タコが丸々一匹入ったたこ焼き 夢を泳ぐ魚 自由へ飛び立った鳥 生意気なアザラシ 気持ちがにじんだ 思い出の中で揺れる人影 本当の名前 揺るぎない価値 怪しいまでに白い花 心を惑わす赤い花 涙を誘う青い花 自分の声を無視して お腹が空いて手当たり次第に かすかでも見えなくても確かに僕には 旅立つ人よ栄光を 愛しい人よそれでも僕は もう二度と朝には出会わない


未詩・独白 単語練習帳・2 Copyright 腰抜け若鶏 2006-02-06 11:45:56
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