ただひとつのリアル
ジム・プリマス

金色の光が屹立する夜明け

決してどんなものにも

とらわれることのない

自由で満ち足りた空

刹那につながる

この限られた地球と無限の天球

この世界に共に存在することの

喜びと感動に

身体は打ち震える

いつか忘れ去ってしまっていた

感覚を取り戻したその時

私の精神は

張り裂けんばかりの魂を炸裂させて

皮膚でつながった世界の全方位に向けて

生命の歌を歌う

まるでそれがこれまで生きてきた

目的だったかのように

紛いものはもういらない


欲しいのは

ただひとつだけのリアル



自由詩 ただひとつのリアル Copyright ジム・プリマス 2006-01-28 21:49:45
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